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中国財政省の李勇次官は、中国が国際農業発展基金との協力を重視し、今後外資を利用した中国における貧困扶助プロジェクトにこの借款を主に利用することを明らかにしました。
中国財政省と国際農業発展基金は16日北京で、「中国での国際農業発展基金」と題する冊子の発行式典を共同主催しました。その席で李勇次官は、「中国はここ数年有効な措置を取って、政府がリードし社会全体に参加してもらい、国際社会の力を借りるという貧困撲滅の体制を作った」と述べました。国際農業発展基金の総裁はこれに対して、「中国の貧困撲滅の経験は農村部で幅広く貧困を撲滅する際の貴重な宝物となるだけでなく、世界のほかの国と地域の貧困扶助事業にも啓発と経験を提供できる」と述べました。
国際農業発展基金は国連傘下の組織で、貧困扶助を目的として、発展途上国に低利息の借款を提供する非営利性の国際金融機構です。2006年末までに、国際農業発展基金は合わせて中国に20件の借款を提供し、その金額が累計して5億ドル近くとなっています。(翻訳:KH)
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