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内陸、香港観光業発展に拍車かける
   2007-06-14 15:56:00    cri

 香港は魅力のある国際観光都市で、「ショッピング天国」とも言われています。1997年、祖国に返還されてから、内陸からの観光客が多く訪れるようになっています。これによって、香港の観光業は迅速に発展し、経済市場も活発化しています。

 今、北京から香港まで四日間のフリーツアーの料金は、最も安いときで人民元2000元、日本円にしておよそ3万円しかかかりません。週末を利用して、香港へ行き、買い物を楽しむことは、すでに内陸の多くの女性のファッショナブルな生活スタイルの一つとなっています。香港と隣り合わせの深セン市民の場合は、香港で休暇を取ることはより手軽なレジャーとなっています。深セン市民、王逶迄さんは、よく娘さんを連れて香港へ行くそうです。「暇があれば行くという状態です。娘が中学生なので、香港の現代的な雰囲気が好きなようです。特に、若者の元気さが気に入っているみたいです。私の場合は、毎回目的を持って出かけます。時にはショッピング、時にはグルメなどがあります。あと供が好きなディズニーランドや海洋公園にも行きます」と語りました。

 ところで、香港観光発展局が公表したデータによりますと、香港返還10年の間、倍増した内陸からの観光客数は、香港の観光業を力強く底上げしているということです。香港観光発展局の田北俊主席は、「2006年、香港を訪れた観光客の数は延べ2500万人を超えました。そのうち、内陸からの観光客数も1300万人に増え、全体の54%を占めています。しかし、1997年には1200万人の観光客のうち、内陸からはたった200万しかいませんでした。ここ10年、観光客数の増加が最も多いのは内陸からの観光客数です。内陸は私たちの重要な市場の一つになっています。特に、2003年にフリーツアーが実現してから、より多くの内陸のお客さんが訪れています」と強調しました。

 観光業は、香港の主要産業の一つです。このことから、観光客の持続的増加は、経済の発展をも促しています。去年の香港を訪れた観光客の消費総額は、1190億香港ドルを超えました。

 観光客を一層引き付けるため、特別区政府は、新規観光項目への投資を続けています。2005年から2007年までの間に、香港ディズニーランド、湿地公園などの大型観光施設が完成し、投資総額は300億香港ドルに達しました。

 同時に、香港市民も、積極的に取り組んでいます。たとえば中国語の標準語を覚えることです。香港市民の多くは広東語を使っていますが、多くの中国人には通じません。しかし、今は、香港市民はいくらか標準語で話せるようになっています。タクシードライバーの郭徳祥さんは、「内陸のお客さんが教えてくれました。私のタクシーに乗ったとき、教えてくれたのです。それまでは、めったに標準語を話しませんでした。子供のときに、周りで標準語を話す人がいなかったからです」と話しています。(翻訳 朱丹陽)

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