中国は、職業病の患者総数が上昇している傾向に対応して、労働者の健康を保護するため、職業病の予防活動を一層強化することになりました。
中国衛生省の職業衛生に関する研究所の李涛所長が29日明らかにしたところによりますと、炭鉱、冶金、化学などの伝統的な工業から、自動車製造、医薬、コンピューターなどの新たな産業に至るまで、程度の差はあってもいずれも職業病が発生する危険性があるということです。
統計によりますと、2006年までに、中国での職業病患者の総数が67万人を超えたということです。患者数が多いのは、炭鉱、非鉄金属と建築材料という順になっています。
中国の職業衛生対策は今年、主に炭鉱、製薬、農薬生産などの業界に対し監督管理をすることにしています。また、衛生省は今年下半期に、重点的な監督検査を行います。また同時に、労働者への健康管理を強化するため、関連する制度や基準の改正を打ち出すことにしています。 (翻訳:洋)
|