全国人民代表大会教科文衛(教育、科学、文化、医療衛生)委員会は5日午前、衛生部による「職業病予防・治療法」実施に関する報告発表を行った。同部によると、中国の職業病には以下の5つの特徴が見られる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
(1)職業病のリスクに直面している人数が多く、患者数も多い。今後10ー15年間、職業病の発病者総数は増加を続けると予測される。
(2)職業病のリスクがある業界の範囲が広く、中小企業のリスクが特に深刻。
(3)職業病リスクの流動性が大きく、リスクの転移が深刻。
(4)職業病には自覚症状が少なく、発見が遅れやすいという特徴があり、リスクがないがしろにされやすい。
(5)職業病によってもたらされる経済的損失は大きく、その影響は長続きする。
2002年5月1日の「職業病予防・治療法」実施以来、中国では一定の成果が得られた。しかし、職業病リスクと、その予防・治療をめぐる状況は依然として深刻なものとなっている。(編集SN)「人民網日本語版」より
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