欧州宇宙機関(ESA)のドーダン長官は17日の記者会見で、中国はすでに2度の有人宇宙飛行に成功しており、ESAは中国と協力して有人宇宙飛行計画を発展させたいと考えていると述べました。これは新華社のウェブサイト「新華網」が伝えたものです。
ドーダン長官は記者の質問に対して次のように答えました。
火星探査などのプロジェクトにおいて、ESAは独自の方針で進めていくつもりでありますが、財力と技術などの問題により、有人宇宙飛行計画においては他の国の協力に頼らなければなりません。ESAは現在、米国、ロシアなどの国とこの分野での協力を検討していますが、中国とも同時に検討していきたいと希望しています。
ESAの2007年全体計画についてドーダン長官は「重点事業は引続き国際宇宙ステーションの建設に参加し、環境保護に積極的に参加し、衛星通信を発展させることです。同時に、専門家の意見を参考にして、宇宙飛行の安全、国際協力、自組織の建設などの政策をできるだけ早く決定する」と述べました。
「人民網日本語版」より
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