中国の回良玉副首相がこのほど、「中国は少数民族の人々と少数民族が集まる地区の発展に重点を置く。特に、人口の少ない民族を優先的に発展させる」と話しました。
これは、回良玉副首相が中国西南部の雲南省を視察した際、述べたものです。回良玉副首相は、「関係地区と部門は、人口の少ない民族のために所得増加の方法を探り、水道、電気や道路などのインフラ施設の建設に力を入れ、現地の生産と生活環境を改善させるべきだ。人口の少ない民族が抱える、通学が不便、診察を受けることが不便、テレビやラジオを受信することが不便などといった問題をいち早く解決し、これらの人々の資質向上に力を注ぐべきである」と求めています。
中国は56の民族を有する多民族国家ですが、そのうちの22の民族は人口が10万人未満で、人口の少ない民族とされています。これらの民族は辺ぴな山間部に生活していることから、全体的な発展水準が遅れています。中国政府は2006年から2010年まで、人口の少ない民族の生産と生活状況を改善するため、10億人民元を捻出する計画です。(翻訳:姜平)
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