中国の胡錦涛国家主席とカザフスタンのナザルバエフ大統領が20日北京で会談し、双方は、両国関係発展での指針となる21世紀での協力戦略と経済協力発展構想など文書に調印しました。
会談で中国側は、2015年の両国の貿易額を150億ドルにしていく目標の達成に同意した上で、双方が貿易構造の改善に努め、付加価値の高い商品と技術度の高い商品の貿易を増やし、大型プロジェクトの実施を速めていくなどの点で合意に達しています。
双方は、政治上の相互信頼を深め、戦略的協力を強め、経済と貿易、エネルギーなど各分野の協力を拡大し、テロリズム、過激主義と分裂主義という三大勢力を共に取締り、この地区と国際機構での意思の疎通と協調を強化していくとしています。
胡錦涛主席は、会談で、「中国はカザフスタン人民が選んだ自国の国情に見合った発展の道を尊重し、カザフスタンが経済の発展を促し、社会の安定を維持し、民族の和解を実現する面で払った努力を支持していく」と表明しました。
これに対しナザルバエフ大統領は、「両国の善隣友好関係を発展させることはカザフスタンの対外関係での優先事項である。カザフスタン側は中国側と共に努力し、両国の戦略的パートナーシップの発展を促していく」との態度を表明しました。
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