北京放送・中国国際放送局は19日、ラオスの首都ビエンチャンで、新しい放送チャンネルFM93を開設しましたが、これは国際放送局が海外で開設した2番目のFM放送局であり、中国本土以外のアジア地区で開設した初のFM放送局です。
「私たちはCRIの番組が大好きだ。CRIの放送を通じて知識が増えるし、娯楽の内容も多い。都市でも農村でも、ラオス人であれば、CRIの番組をきいているだろう。中国をよりよく理解し、中国人と中国の文化が分かるようになる。FM93の開設は、両国の伝統的な友情を深め、ラオスのリスナーに素敵なギフトをくれた」
これはラオスのリスナーであるシコン・ブンビライさんのコメントです。ブンビライさんは熱心なCRIのリスナーで、CRIビエンチャンFM93の開設をを楽しみにしているのです。
CRIビエンチャンFM放送は11月19日から始まり、毎日12時間半に渡ってラオス語、中国語と英語の番組を流します。この放送の開設はラオスの一般のリスナーを引き付けるばかりでなく、ラオスの政府関係者からも期待されています。ラオス国家放送局のシパ・ノングラス局長は「CRIビエンチャンFM93は、ラオスと中国両国人民の伝統的友情を促す架け橋となる。両国の文化交流を推し進め、両国人民の相互理解を深めることが出来る。ラオス人民、特にビエンチャンとその隣接する州の住民が、毎日、CRIの番組をこれまでより、はっきり聞くことができて、中国の発展や世界の情勢を適時に知り、また、中国やラオス、そして世界の美しい音楽を楽しむことが出来る」と語りました。
中国国際放送局の王庚年局長も次のように語っています。「中国とラオスは隣国であり、双方の文化交流には長い歴史がある。中国国際放送局ビエンチャンFM放送の開設は両国の友好協力が収めた成果であり、新しい時期における両国人民の偉大の友情が深まってきたことを示すシンボルでもある」と語りました。
また、ラオス駐在の劉永興中国大使は、これまでこのFM放送の開設について幾つかの提案を行ってきました。
「このFM放送では、ラオスのリスナーに喜ばれる番組を多く放送し、またラオスの実情に基づいて、リスナーが中国、そして中国とラオスとの友情を理解できる番組を設けるべきだ。さらに、新しい報道番組を設け、科学技術の面では、中国の農業での科学的な成果、文化教育の面では中国語の講座を設けるほか、スポーツ番組を放送するといい」と語りました。
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