中国作家協会と日中文化交流協会が共催する「中日文学交流50年写真展」が19日、北京の中国現代文学館で開幕した。
50年前、当時日本政府が誕生したばかりの新中国を敵視し、両国の民間交流にさまざまな障害を設けた中で、一部の著名な日本の文学・芸術界の人々は封鎖やタブーを打ち破り、中国の関係者との対話、交流を始めた。今回の写真展は文学の友好が50年脈々と続けられ、拡大した歴史を振り返り、示すもので、子々孫々の友好が永遠に中日両国人民の共通の願いであることを伝えている。
毛沢東、周恩来、トウ(登+おおざと)小平、江沢民、胡錦涛氏ら中国の指導者が日本の文学・芸術界の人々と会っている貴重な写真も展示されている。時代順に歴史的写真220点余りが展示されており、この50年間の文学交流の重要な断片や両国の著名な作家の風格を見ることができる。
日中文化交流協会は1956年3月23日、日本の著名な評論家中島健蔵、劇作家千田是也、作家井上靖らの呼びかけで発足した。極めて難しい状況の中で、文学交流を中心とする中日民間文化交流を積極的に続けてきた。このため協会創立50周年に開かれた今回の写真展は中日双方から重視されている。
中国作家協会の金炳華副主席は、中国作家協会と日中文化交流協会は50年間、相互訪問を続け、文学交流の連続性と安定性を保証したと強調した。日本作家代表団の高井有一団長も、今回の写真展を通じて、日中両国の文学界の交流がますます深まり、広がっていると感じることができるだろうと語った。写真展は今月27日まで開かれる。
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