今年、70歳をこえた陳俊亮教授は、中国科学院と中国工程院のメンバーで、中国電気通信科学技術分野の科学者でもあります。陳教授は無党派の一人で、現在、中国全国政治協商会議常任委員に就任し、全人代・全国人民代表大会の代表に選出されたこともあります。これまでの十数年間、陳教授は、数回にわたって、政府の組織による懇談会に参加し、中央の新しい方針と政策を理解しています。陳教授は、1997年政府の組織した視察活動を振りかえながら、「1997年、政府は科学院の無党派を組織して、山東省を視察しました。当時株式改革が始まったばかりで、これについての理解を深めることが視察の目的でした。視察を通じて、山東省の発展状況や末端部門の株式改革状況や一部の新しい物事に対する理解が出来た」と話しました。。

　これらの活動は、ここ数年、政府が民主的かつ科学的な政策策定における民主各派と無党派の人たちに重要な役割を果しました。これらの活動の責任を持つ中国共産党中央統一戦線部は民主各派と無党派の人々を組織して、国家の重要な問題をめぐって実地調査を行い、検討会、協商会議と通報会議を開いて、彼らの建議を十分に発表させました。政治へ参加するルートは順調で、多党派の協力と建議がより規範化され、成果を上げました。

　これについて、陳教授は「現在、中国共産党の党員は7000万人に達し、それに中国の優れた人々が集中されているが、民主各派と無党派にもまた、大勢の優れた人々がいる。これらの人々を連携し、国家の共通目標を目指して、その積極性を発揮させ、彼らの心の声を聴取すべきだ」と述べました。

　過去4年間、中央政府と関係部門は70次回にわたって民主各派と無党派の参加する懇談会、協商会議、通報会議を開き、会議の内容は憲法の修正、政府活動報告の討議、5カ年計画についての建議が含まれました。そして、農業や農村、農民など社会の焦点問題をめぐって、江蘇省、浙江省、山東省などへの実地調査を組織しました。その調査報告で提出した多くの建議は政府政策の重要な参考となりました。

　中国共産党中央統一戦線部の劉延東部長はこのほど、「各クラスの人民代表の中、17万人の民主各派と無党派の人々がいるし、各クラスの政治協商会議委員会の中、33万人の党外人士がいる。彼らは広汎な代表性を持ち、国家の基本的な政治制度を完備させ、統一戦線の発展のため、強固な組織保障を提供した」と述べました。