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『無形文化遺産保護条約』締約国大会、パリで開催
   2006-06-28 14:47:17    cri
 ユネスコの『無形文化遺産保護条約』締約国大会第一回会議が27日、パリで開催され、45の締約国から来た代表団が大会に出席しました。これは『条約』の効力が発生して、初めて行われた締約国会議で、その主な内容は締約国大会の議事規則によって、18ヵ国からなる無形文化遺産保護政府間委員会を組織することです。

 無形文化遺産とは、各民族の人々が代々伝えてきた生活と密接な関係のある各種伝統文化の表現方式や文化空間のことです。近年、国際社会が無形文化遺産への保護をより重視するようになってきました。2003年10月17日、ユネスコの第32回大会で『無形文化遺産保護条約』が採択されました。この『条約』は「無形文化遺産と文化遺産、自然遺産の間には相互依存関係が存在している。グローバル化と社会改革のプロセスはその間での新しい対話を促したが、今、無形文化遺産は破損、消失と破壊の脅威にさらされている。人類の無形文化遺産を保護することは全人類が共に直面する一刻も猶予できない課題となっている」としています。この条約の主旨には以下の四つの内容が含まれています。第一に、無形文化遺産を保護するためであるということ;二つ目は関連の集団、団体と個人の無形文化遺産を尊重すること;三つ目は地域、国と世界全体で無形文化遺産及びそれを相互鑑賞することの重要性に対する意識を高めること;四つ目は国際協力と国際援助によって無形文化遺産を救うことです。

 中国政府は国際社会と同じく、無形文化遺産の保護を重視しています。ユネスコが2000年に「人類の口伝え及び無形遺産の傑作」申請作業が始まってから、中国は積極的にそれに応じ、2001年から、昆劇、古琴、新疆ウイグル族のムカムと蒙古族の民謡が登録されました。2004年8月、中国は『無形文化遺産保護条約』に批准し、これに加盟した六番目の国となりました。その後、中国文化省は「中国は世界で無形文化遺産が最も豊富な国の一つだが、その保護に関する現状は楽観視できない」とし、民族、民間文化遺産緊急保護対策をとって、無形文化遺産に対して、調査、保護を行うと共に関連法規も制定しました。これと同時に、各種民間無形文化遺産の緊急保護対策も相次いでとられるようになりました。これらの作業を通じて、中国の無形文化遺産は効果的に保護されてきました。

 中国は無形文化遺産保護の面での国際協力も重視しています。今回ユネスコの『無形文化遺産保護条約』締約国大会の第一回会議で、中国は無形文化遺産保護政府間委員会のメンバー国に立候補しました。中国代表団を率いて会議に参加した国務院の陳進玉事務次長は会議で発言した際、「中国は2004年8月に『条約』加盟して以来、保護に向けて大きな成果が見られた。今年6月10日を中国で初めての『文化遺産デー』として、中国人は様々な形の活動に参加した。事実が示しているように、政府が意識的に文化の多様性を提唱することは、人々の生活内容を豊富にするだけでなく、観光業の発展と雇用機会の増加にも追い風となる。さらに重要なのは自分の精神的な居場所を保護する活動への参加によって、価値観の違う集団の間の相互理解と信頼及び尊重を深め、調和の取れた社会の構築も促される」と述べました。

 陳進玉事務次長は「今回、中国が政府間委員会のメンバー国になれば、『条約』に規定された各項目の権利と義務を履行し、来年、政府間委員会会議を主催することを含め、世界各国、特に発展途上国とこの面での交流と協力を拡大して、世界の平和と進歩を共に推進していくことに尽力する」という中国政府の姿勢を示しました。

中国
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