中国建設部の仇保興副部長は14日、中国の都市の発展と都市計画の策定について話し合う国際年次総会で、「中国は今、都市化が急速に進んでいる段階にある。都市計画の策定などにおいて、先進国の経験を十分に活かし、教訓を汲み取るべきだ」と述べました。
仇副部長は、「中国は、都市化の進展に伴って、土地と水の不足、自然環境と歴史遺跡の破壊、交通の渋滞などいろいろな問題に直面している。そうした状況を改善し、また、これからの都市計画を作る時の参考として、外国、とくに先進国の経験を学ぶべきだ」と述べました。
そして、具体的な対策として、仇副部長は、「歴史的文化財や景勝地の保護に向けた法律を整備し、農地の保全を強化し、バスや地下鉄など公共交通機関の整備を進める必要がある」と語りました。
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