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上海協力機構の外相会議、上海で開催
   2006-05-16 16:39:52    cri
 上海協力機構加盟国の外相会議が15日、上海で行われました。中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの6カ国の外相は、6月上海で行われる上海協力機構サミットの準備活動について討議しました。

 上海協力機構は中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンが2001年の6月15日に中国の上海で設立した政府間の国際組織です。上海協力機構は、内部での相互信頼、互恵、平等、交渉、文化的な多様性を大切にし、共同の発展を求めるという原則を堅持し、対外的には、同盟を結ばず、ほかの国や地域を敵視せず、開放政策を取っていくという原則を提唱しています。

 今年はその成立5周年に当たりますが、6月中旬には上海で加盟6ヵ国によるサミットが開かれます。今回の外相会議は、このサミットに備えたものです。

 中国の李肇星外相は「今回会議では、交流の強化や協力の深化などに努力して、サミットの成功を確保するということで合意した。特に実務的な協力で成果をあげた。上海協力機構はいまの情勢を分析し、団結を強め、相互信頼を深め、具体的な項目を重点とする経済協力を行い、地域の安全、安定と発展を推進する上でより大きな役割を果たすべきだという点で認識が一致した」と述べました。

 上海協力機構が成立してこの5年、各加盟国は、相互信頼と善隣友好関係を強め、加盟国間の政治、経済、科学、文化及び他の分野における効果的な協力を推し進め、地域の平和、安全と安定を確保し、民主主義の確立、公正、かつ合理的な政治と経済の新しい国際秩序の構築などで成果を上げました。

ロシアのラブロフ外相は「会議では、上海協力機構はこの5年間にすでに実力ある国際組織になったという認識に達した。上海協力機構はこの地域の加盟国が、地政学的にも、経済的にも、また歴史的にも特色ある組織である。我々はこの地域の問題に詳しいことから、地域の問題を効果的に解決できる。また、上海協力機構は他の国際組織や国との協力を積極的に行いたい」と述べました。

 各国外相らは、地域問題と国際問題について意見を交わし、共通の認識に達した上で、「迅速に変化している地域情勢と世界情勢に対応するため、各外務省の交渉メカニズムを利用して対外政策を調整し、公正な経済の新しい国際秩序の確立と調和の取れた世界の構築に尽力していく」と表明しました。

 ところで、6カ国の外相はマスコミにサミットの開催は、上海協力機構の今後の発展計画に大きな意義をもつ。各国は協力してサミットの開催の成功を確保していくとしています。

 カザフスタンのトカエフ外相はこれについて「上海協力機構の加盟国とその常設機関は来月開催させるサミットに充実したスケジュールを作り上げた。サミット期間中に、テロ取締り、この機構の綱領、経済協力などを含む15の文書に調印する予定だが、これら文書の調印は、上海協力機構に活力を注ぎ込むことになる」と語りました。

(05/16)

上海
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