中国政府は24日、「アジア太平洋宇宙協力機構(APSCO)条約」の締約国であるバングラデシュ、インドネシア、イラン、モンゴル、パキスタン、ペルー、タイの7カ国に「風雲」気象衛星データの受信システムをそれぞれ贈りました。
中国国家宇宙局の羅格副局長は、「中国政府は、アジア太平洋宇宙協力機構の設立にずっと尽力している。この機構の目的は、宇宙科学技術及びその応用分野における多国間協力を展開することを通じて、加盟国の宇宙能力を向上させ、各国の経済や社会の持続的発展を促進することだ」と述べました。
伝えられるところによりますと、現在、中国は気象衛星「風雲一号」4基、「風雲二号」3基の打ち上げに成功し、「風雲」衛星はすでに、世界で地球総合観測で重要な役割を果たしています。この受信システムを通じて、中国の「風雲」衛星のデータを受信できるだけでなく、アメリカやヨーロッパの同類の地球観測衛星のデータをも受信できます。このシステムはすでに、中国が衛星による地球観測データを受信する重要な手段となっています。
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