中国人にとって一番の祝日とも言える伝統的な旧暦のお正月「春節」を迎えるに当たって、中国駐在の各国の使節は、中国人民に心からのメッセージを送っています。
この旧暦のお正月春節は、中国だけでなく、韓国とベトナムを含めた東南アジアでも重要な祝日となっています。
中国駐在のウィー・ギエチョル韓国公使は、今年は家族と一緒に中国で春節を過ごすと言っています。「今年の 春節は、家族と一緒に中国で過ごすことにしています。一年の始まりである新年を家族そろって迎えたいですね。それに、中国の皆さんと一緒に新年の喜びを分かち合いたいです」と語りました。
ラオスのシンダボン大使は、「中国に滞在しているラオスの留学生、幹部と企業家たちが、中国で春節を過ごすことを通じて、中国の友人との友情を深めると同時に、ラオスと中国との友情の増進と協力の強化に貢献することを望んでいます。出来れば中国の友人たちと多く交流し、中国人の春節の過ごし方を体験てほしいですね。ラオスの水かけ祭りとどんなところが同じで、どんなところが違っているか比べてみて、理解を深めてください」と勧めていました。
ベトナムのチャン・バンルァト大使は、春節を迎えるに当たって 、「世界各国の人々が幸せに暮らせるよう願っています。人々が衣食住に困らず。子供たちが学校で勉強できるよう希望します。世界の永遠の平和と各国の絶え間ない進歩を祈ります。ベトナムと中国の友情と世界各国の友情が日増しに深まっていくことを祈ります」と述べました。
新しい年は、中国と世界各国との関係にとっては新たなスタートでもあります。例えば、中国とオーストリアの関係は2006年に、多くの発展が見られるのです。まず、両国の自由貿易区設置に関する交渉が速められ、二国間貿易の拡大にもより大きな力が入れられることになります。このほか、中国からオーストラリアに向かう観光客は最も増えており、今年はその数が去年より増えると見込まれています。中国駐在オーストラリア大使館のコイン二等書記官は、この春節期間に希望を託しています。「中国の春節は私たちのクリスマスと同じで、大使館にとっては一年の仕事の締めくくりになり、また新しい一年の始まりでもあるのです。今年の春節期間中に、私は友人と一緒に東北部ハルビンへ行って、雪祭りや地元の春節を楽しもうと計画しています」と興奮した面持ちで語ってくれました。
2006年は、また中国とイタリアという二つの古い文明国の関係発展にとっては節目の年といえます。この一年間、中国は「イタリア年」というイベントを催し、多くの面から両国関係の継続的進展を納めていくのです。イタリアのメネガティ中国大使は、「いま、中国の伝統的文化はイタリアで影響力を増しています。例えば、最近中国を訪れたミラノ市長の話によると、いまミラノには多くの中国人団体があって、毎年春節になるといろいろなイベントが催されます。これによって、ミラノの町全体がお祭り雰囲気に包まれます。ですからイタリアでは、中国の春節は広く知られているのです」と話してくれました。
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