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中国、向こう5年間で、鉄道快速旅客輸送網を確立
   2006-01-19 15:14:28    cri

 ますます深刻になっている鉄道輸送力不足を緩和するため、中国は鉄道快速旅客輸送網を確立する計画を立てました。向こう5年間、中国では長さ3万2千キロ、時速200キロ以上の鉄道快速旅客輸送網が出来上がります。北京から上海まで1400キロの距離を汽車で10数時間から6、7時間まで短縮されるとのことです。

 輸送力不足は当面中国鉄道運輸における一つ大きな問題です。中国最大の祝祭日、春節が間もなくです。中国人は里帰りして家族と一緒に春節を迎える習慣があります。この時期は、各地で勉強したり仕事したりしている人々は汽車に乗って帰省し、鉄道輸送は超過密になります。同じような状況はメーデーや国慶節の長期連休にも見られます。

 中国鉄道科学研究院の首席専門家である銭立新さんは、「これは現在、中国の鉄道輸送力不足によるものだ」と指摘しています。

 「中国では、鉄道輸送力が足りない。鉄道線路も少ないし、一人当たりの鉄道は5.7センチしかならず、先進国の20メートルと比べ、何百倍の差がある。鉄道輸送力不足は春節の鉄道輸送の緊張状況をもたらした」と語りました。

 現在、中国の鉄道輸送は旅客輸送と貨物輸送の混合で、鉄道輸送力が不足しています。中国経済が更に発展し、人的流動が更に頻繁に行われることにつれて、中国の鉄道はますます厳しい輸送圧力に直面しています。長期連休に現れた運輸力不足は別として、平日でも、汽車旅行は飛行機や自動車などの交通手段ほど快適で便利ではないのです。

 ここ数年、中国はスピードアップや祝祭日の旅客列車増便によって、鉄道輸送の効率を高めています。しかし、これらのやり方は著しい成果を見せていません。

 鉄道輸送力不足を解決するため、中国の鉄道部門は、向こう5年間に、更に1万9800キロの鉄道を敷設し、そのうち、旅客輸送の専門線路は9800キロで、北京と天津、上海と杭州、広州と深センの間に都市間特急線を設けるとのことです。また、現有鉄道のスピードを上げ、旅客専用線路、都市間特急便、スピードアップされた鉄道線を含む鉄道快速旅客輸送網を確立するとのことです。

 中国の劉軍鉄道相は、「鉄道快速旅客輸送網の確立によって、北京、上海など中心都市と周辺都市の間に快速交通圏が出来上がる」と指摘しました。

 「北京、上海、鄭州、武漢、広州、西安、成都を中心に、周辺の省都都市から1時間か2時間、周辺都市から30分か1時間の交通圏を作る。中心都市の時間的かつ空間的距離を大きく短縮し、中国では50万人以上の都市の70%と7億人以上をカバーし、人々が快速で便利に旅行する必要を満たすだろう」と語りました。

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