中国全国科学技術大会が11日北京で閉幕しましたが、温家宝首相は会議に出席した際「中国は科学技術の刷新のテンポを速めるべきだ」と強調しました。

　温家宝首相はその際「自力による刷新は、科学技術開発での魂であり、民族の発展をはかる上では尽きること無い原動力となる。科学技術の競争力向上では自力による刷新を優先した選択としなければならない。中国は自力による刷新を奨励する政策を制定し実施し、適切な税収政策の実施を通じて企業の技術開発を促すと同時に、他人の権益を不法に侵すことをあくまでも取り締まっていく」と述べました。

　温家宝首相はさらに「中国は今後、エネルギーと水資源の開発、及び環境保護を優先させ、製造業と情報産業の革新技術の知的所有権をできるだけ多く獲得し、生物技術と海洋技術の発展を速め、基礎研究と先端技術の開発を強め、中国の科学技術事業の発展を促進していく」と強調しました。