19日付けの新聞『人民日報』海外版によりますと、中国西部の陝西省の韓城で、このほど青銅器を含む2800年前の周代の珍しい文物が大量に発掘されました。

　考古学者が地元にある幾つかの貴族の陵墓の初歩的な発掘を行った結果、600件以上の青銅器、貴重な金器、漆器などの珍宝が大量に出土しました。専門家は「発掘が進むにつれ、盗難に合っていなかった古墳では、更に多くの珍しい文物が出土するだろう。これらの古墳は中国周代の政治、経済、葬式制度の研究に大きな意義がある」と語りました。

　周代は中国古代奴隷社会の時期にあり、現在からおよそ2000から3000年前にあたります。