朝鮮半島の核問題を巡る第四回6ヶ国協議の第二段階会議は16日も続けられ、積極的な成果があり、6ヶ国は17日に共同文書に達成する可能性はあるものの、アメリカと朝鮮双方には、軽水炉など問題についてなおも食い違いが存在しています。
当日午後に行われた団長会議では、6ヶ国の団長が共同文書問題を協議しましたが、中国側は会議で、共同文書の改正案を提出し、その他代表団に17日午後に回答を出すよう要求しました。
ロシア代表団のアレックスエフ団長は当日、「6ヶ国は17日にも共同文書に達成するだろうが、朝鮮側の核エネルギーの平和利用と軽水炉建設の権利を朝鮮は持つなどの内容は共同文書に書き込まれるだろう」と述べました。
日本代表団の佐々江団長は、当日韓国とアメリカ代表団団長と昼食を共にしたあと、会議のこう着状態打開に果たした中国政府の役割を5高く評価しました。
朝鮮代表団のスポークスマンは当日夜の記者会見で、「朝鮮側は信頼を前提としてアメリカ側に軽水炉の提供を要求した。アメリカ側の憂慮を考慮し、朝鮮側は、軽水炉の共同管理と査察受け入れを表明しているので、軽水炉提供の要求は理にかなっている」としています。
アメリカ代表団のヒル団長は、協議のあと、「米朝両国代表団は良好な討論を行った」とのべたものの、朝鮮側とある妥協に達するのはまだ早いという見解を示しています。
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