第2回世界議長会議が列国議会同盟と国連の共同主催でこの7日から9日までの3日間、ニューヨークの国連本部で開催されました。
今回の会議に中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長が代表団を率いて参加し、各国議会との交流を増進しました。
1889年に設立された列国議会同盟は世界的な議会組織として平和擁護、持続可能開発促進で積極的な役割を発揮しています。
第2回世界議長会議は国連創設60周年を記念し、国連総会特別首脳会合を前に開催されたもので、会議には142カ国の議長が参加しました。
各国の議長は当面の国際情勢に応じる多国間協力、国際社会が直面する新しいチャレンジなどの問題をめぐり議論を展開しました。
呉邦国委員長は会議の第1副議長として参列し、「中国全国人民代表大会は列国議会同盟を舞台とし、各国の議会と共に様々な方式の多国間協力を行い、平和、繁栄、調和の新しい世界の構築に努力を払っていく」と述べました。
7日の会議で呉邦国委員長は「多国間協力を強化し、共通の発展を促進する」というタイトルで講演を行いました。
その中で呉邦国委員長は「当面の国際情勢は国際社会の全面的協力が必要であり、人類社会の恒久な平和と安定した発展を実現するため各国が一致した行動を取るべきである」と述べました。
呉邦国委員長は、また「列国議会同盟は国連との実質的な調整を強化し、活動関係の密接化を実現し、また、世界各地域の議会組織との連携を強化し、議会間協力の効率向上とレベルアップを図り、更に、各国議会との連携を強化し、議会間交流協力の促進で条件を作るべきである」と提案しました。
会議開催期間中、呉邦国委員長は積極的な外交活動を展開し、中国全国人民代表大会と各国議会との交流と協力を促しました。
ニューヨーク滞在中、呉邦国委員長は列国議会同盟の議長、事務局長と会見し、また、韓国、クウェート、ロシア、ブラジル、南アフリカなどの議会指導者と会いました。
呉邦国委員長はアメリカ議会下院国際関係委員会のマーク・カーク議員と会見し、下院議長と電話会談を行ないました。
これらの会見で呉邦国委員長は「中国全国人民代表大会は各国議会との交流と協力の強化を希望し、各国との友好協力関係の発展を期待している」と語りました。
呉邦国委員長は更に、アジア太平洋地域諸国の議会指導者と朝食会を行い、ASEAN・東南アジア諸国連合と中国、日本、韓国議会指導者昼食会に参加しました。
席上、呉邦国委員長は「アジア太平洋地域諸国の議会が今回会議を利用して調整を強め、共通の認識を拡大させるべきである。中国は国際社会の一員として平和発展の道を歩んでおり、永遠に世界の平和を擁護し、共同発展を促進するプラスの要素と中核的力としている」と語りました。
|