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中国、2010年にまで法律システムを健全化
   2005-09-09 15:43:20    cri

 第22回世界法律大会は、8日北京から上海へと場所を移し、続行しています。日本の最高裁判所に当たる最高人民法院の肖楊院長は、当日基調演説を発表し、60カ国から参加した裁判官たちに中国の法制度、法治及び司法などの状況を紹介しました。肖楊院長は、「現在、中国の法整備は以前よりかなり進歩し、法律システムの基本的な枠組みはほとんどできている。目標は、2010年までに法律システムを健全化することだ」と示しました。

 中華人民共和国は1949に成立して以来30年間、国の政治、経済、社会生活では、法律制度はまだ健全化されていませんでした。1970年代末、中国は改革開放の時代に入るとともに大規模な法整備を始めました。この20年来、中国は新しい憲法と400あまりの法律と800あまりの行政規則を制定しました。各種の法律機関と制度も改善され、法律システムの健全化に良好な基礎をつくりました。

 肖楊院長は、「市場経済システムの構築、特に中国がWTO・世界貿易機関の加盟後、中国はたくさんの市場経済発展に適応した法律を制定した。このほか、海外投資から知的所有権に及ぶ法律を大きく修正した。それによって、国内の法律がWTOの法律と連係し、中国は国際経済協力と競争に参加することに十分な法律面の基礎と保障を与えた」とまとめました。

 今中国の法律システムについて、肖楊院長は、「民法や商法は市場経済に適応する法律である。《民法通則》を長年間実施したうえで、全人代は統一する民法の制定を早めている。民法の重要な一部分である《物権法》の草案は現在審議中である。経済法は国の適当な経済参加を通して、市場経済秩序を保障する法律である。中国は独占禁止法、反ダンピング法と補助法の成立を積極的に推し進め、国が市場運営を調整する法律システムをさらに改善している」と紹介しました。

 法律の下では誰でも平等であるという憲法の原則は中国が法治を実施する決心を表しました。このことについて、肖楊院長は、「法律上誰でも平等であることは、世界各国が認める原則である。中国の憲法によると、中国国民は法律では誰でも平等であると明らかにしている。この原則は、中国が断固として特権に反対し、あくまでも法治を実施する思いを表した。中国の改革開放の過程では、腐敗事件も出たが、犯罪行為は、誰でも法律の処罰を受ける」と説明しました。

 第22回世界法律大会は、5日北京で開幕し、9日上海で閉幕しました。今回の大会は「法治と和やかな国際社会」をテーマにし、60カ国と地域から来た1500人あまりの代表が出席しました。

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