中国とEU・欧州連合双方の高官は25日北京で、中国のEUへの繊維製品輸入問題を巡って協議を行いました。

　中国側はその際、いま、中国の一部繊維製品がEU諸国の港で放置されていることに注目しているとの姿勢を示したのに対し。EU側は「この問題はEUの貿易商と消費者の利益を損なっている」と表明し、双方は、この問題の有効的な解決法を見出すため、真剣な討議を行いました。

　いま、大量の中国の繊維製品は輸出割当がないためEU加盟国に進出できず、EU諸国の港で放置されたままになり、これは小売業者と消費者に損害をもたらしています。これについてEU諸国のマスコミは、EUが中国の繊維製品に対し貿易保護主義措置を取ったことを批判し、輸入割当を増やし、現在の問題を一日も早く解決するよう欧州委員会に呼びかけました。