広州市質量技術監督局はこのほど、日本・資生堂の代理企業の捜査協力を受け、資生堂の商品と称する偽ブランド化粧品1700ケース(市場価格4千万元相当)を押収した。中国での資生堂の偽ブランド化粧品の摘発としては、過去5年間で最大規模。「南方都市報」が伝えた。
摘発現場は市内の未認可のヤミ工場。検査員が踏み込んだ時、中にはすでに誰もおらず、営業許可証や関連の証明書も一切見つからなかった。しかし、工場内の設備と商品には、当局関係者も思わず舌をまいたという。内部に積まれた山のような偽商品は、資生堂商品のラインナップをほぼ網羅していた。
商品本体と外箱の印刷はすべて日本語で、さらに「日本製」と記されていた。このことから資生堂側は、これら商品が「日本製輸入品」として国内で販売されていたとみている。こうした偽ブランド化粧品の製造コストは、1点当たり約200元程度とみられる。一方、小売価格は1千元以上だ。(編集SN)
「人民網日本語版」
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