雍和宮では、一年中最も盛大な法会は旧暦正月の24日から8日間連続の大法会です。法会の日になると、数多くの参拝者が訪れ、念仏の音は遠くまで聞こえるそうです。

　「一年中、最も盛大な法会は正月24日から8日間連続の大法会です。雍和宮の全てのラマ僧は法会に参加し、国の繁栄と国民の平安を祈り、念仏します。最後の1日にはチベット舞踊などの演出もあります」

　今年の大法会に合わせて、雍和宮ではチベット仏教の仏像展が行われています。一部の仏像は今回初めて公開されたものです。今回の仏像展には500点以上の仏像が出展されます。唐代、明代、清代、中華民国時代のものがあります。一部は初めて公開された逸品です。

　雍和宮は北京の地下鉄環状線のすぐ近くにあり、交通はとても便利です。チベット仏教のお寺として有名ですが、チベット仏教と中国の中原仏教が共存しているお寺です。境内では、全ての建物の横額は漢語、チベット語、モーコ語、マン族語という4種類の文字で書かれています。

　そして、雍和宮には一つの宝ものがあります。それは一体のみろく弥勒様の仏像です。この仏像は地上18メートル、地下8メートルで、長さ26メートルのびゃくだん白檀の一本木で彫刻されたものです。この仏像は1990年にキネスブックにランクされましたよ。なかなか見る価値のあるものですね。百聞は一見にしかず、リスナーの皆さん、いつかぜひ雍和宮にお足を延ばしてみてください。（終わり）