金製品が詰まった箱をうっかりタクシーに置き忘れて、16時間後にやっと思い出した人がいる。通報を受けた重慶警察が町全体を捜索、わずか2時間で価値1千万元になるこの金製品を発見して持ち主に返還した。置き忘れた陳さんは25日、重慶市公安局公交分局を訪れて感謝の意を表した。
24日10時ごろ、重慶市公安局指揮センターは陳さんからの通報を受けた。陳さんは23日夜に金製品を詰めたダンボール箱をタクシーのトランクに忘れてしまったという。重慶公交分局の人民警察は速やかに町全体を捜索し、24日昼に南岸区交通学院の側で問題のタクシーを発見した。トランクを開けると、金の碗や金で作った瓢箪などの金製品が入ったダンボール箱がそのまま置かれており、置き忘れた金製品であることを陳さんが確認した。
人民警察の調査によると、陳さんが23日にタクシーを降りた後、運転手の徐さんは数十人の乗客を乗せ、翌日6時ごろの交代の時間になってトランクにダンボール箱があることを発見した。徐さんは中身は洋服だろうと気にもせず、日中勤務の運転手の李さんに伝えて処理してもらおうと思ったが、引継ぎの際にうっかりこの事を伝えるのを忘れてしまったという。価値1千万元の黄金はそのままタクシーに乗せられて町中を走ることとなったわけで、後から振り返ると冷や汗ものだと徐さんと李さんは語っている。(編集YH)
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