ここ2、3年、留学生はもちろん、中国の各分野で日本の若者の姿を見かけます。北京五輪の閉幕式の歌『北京北京、愛している』の作曲者や、パラリンピックの開会式で四川大地震で脚をなくした女の子のバレの振り付け師をはじめ、さまざまな方がいます。
これからも中国には日本の方が増えてくると思いますが、中国の交通ルールや手続きなど、日本と異なるところが沢山あると思います。最初の段階はこの点でいろいろ苦労したケースが多いと聞いているので、中国にいらっしゃる前に、中国を把握すると共に、中国の決まりや習慣、中国人の考え方を理解できればと思いました。そこで、今回のテキストの本文や例文、豆知識にそういった情報を一部取り入れました。北京放送の中国語講座を通じて、今の中国が理解できると共に、中国で暮らしたい方にとって、少しでも役に立てればと思っています。
また、今の中国では日本を含めて、世界各国の人々が活躍しています。中国語がとても上手な外国人の方も大勢います。ですから、日本人にとって中国語の発音は難しく、どうしても発音できないものがあると言われていますが、今の状況から見ると、そうでもないようです。日本で中国語を学習している皆さんも、ぜひ頑張ってください。きっときれいな中国語が身につけられると信じています。
さらに、今回のテーマの設定は、日本語の専門家として日本語部に在籍する安藤 直子さんのアドバイスによるものです。そしてチェックも担当してもらいました。この場を借りてお礼を申し上げます。
このほか、北京第二外国語大学日本語学部の時暁娜さんにも協力してもらいました。北京五輪の報道、取材などに追われていたときに、ピンインなど非常に細かい作業を手伝ってくれました。ありがとうございました。
中国国際放送局 日本語部 朱丹陽
2009年3月1日
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