中国商務省の崇泉スポークスマンは29日、北京で、「中国は、ＥＵ・欧州連合が中国の繊維製品2品目に特別制限措置を発動することに断固として反対する」と述べました。

　27日、ＥＵ貿易委員会は、「欧州委員会はすでに、中国のＴシャツとリンネル製品の2つに特別制限措置を発動することを決めた」と中国に通報しました。崇泉スポークスマンはこれについて談話を発表し、「中国側は、ＥＵが3ヶ月の初歩的なデータによるだけで、調査を行い、制限の発動を決定したことは正しいことではない。これはＥＵの業界に誤った貿易保護主義のシグナルを出しただけではなく、中国企業が世界繊維製品貿易一体化において享受すべき権益をひどく損なうものだ」と指摘しました。

　欧州委員会は先月末に、Ｔシャツとリンネル製品を含む9品目の繊維製品に対する特別制限措置発動のための調査を始めていました。