キルギスの新しい議会は30日、クロフ前副大統領の要請に応じて、その治安担当相代行の職務を解除しました。
クロフ前副大統領は、「キルギスの首都ビシケクで騒乱が発生した時、社会治安を維持するため治安担当相代行に任命されたが、現在、ビシケクの情勢はすでに安定的な方向にあるため、この職務を引き続き担当する必要はなくなった」と述べました。
クロフ前副大統領は、「アカエフ大統領の帰国問題については交渉で解決する必要がある。アカエフ氏は大統領職を辞任すべきだ」と述べました。キルギス議会のテキバエフ議長も30日ビシケクで、キルギス政局の危機を解決するため、アカエフ大統領の辞任を促し、「アカエフ大統領との交渉を望んでいる」と述べました。
別の報道によりますと、アカエフ大統領は29日、ロシアのメディアのインタビューを受けた際、新しい議会と交渉したいとも意向を表明すると同時に、「身の安全が保障されれば、条件をつけて大統領職を辞任することができる」と述べました。キルギスの外相代行は当日、「キルギス新政権はアカエフ大統領を引き渡すことを要求するつもりはない」と述べました。
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