EU・欧州連合の議長国であるルクセンブルクのユンケル首相は30日ブリュッセルで、ブッシュ大統領が指名した世界銀行総裁の候補者ウォルフォウィッツ氏と会談を行いましたが、その後開かれた記者会見で、ユンケル首相は、「ヨーロッパ諸国はウォルフォウィッツ氏の世界銀行の総裁就任を支持する」と述べました。
ユンケル首相は、「今回の会談を通じて、世界銀行の新総裁が国連のミレ二アル発展目標を今後の活動の基盤とするよう希望する。また、ヨーロッパも世界銀行理事会でより良い代表性をもつことができるよう期待している」と述べました。
同日、欧州委員会のバローゾ委員長はリスボンで、「ブッシュ大統領の世銀総裁の指名を受け入れる。また、ヨーロッパが国際問題の解決でますます重要な役割を発揮していることを鑑み、私は世界銀行の新しい指導層と積極的に協力するつもりだ」と述べました。
EUの要請に応じて、ウォルフォウィッツ氏は30日EU訪問したもので、伝えられるところによりますと、世界銀行理事会は31日ニューヨークでブッシュ大統領の指名について表決を行うとのことです。
|