レバノンのカラミ首相は29日、ベイルードで「組閣の努力はすでに失敗に終わった」と認めました。
これはカラミ首相が当日、レバノンのベッリー国会議長と会談した後、記者団に対し明らかにしたものです。
カラミ首相は、「反対派が組閣に対し非協力な態度を取り、計画していた民族団結政府への参画を拒絶した。このことにより、私の組閣の努力は失敗に終った」とした上で、再び辞意を表明しました。
同日、アメリカ国務省のエレリー副スポークスマンはワシントンでの記者会見で「アメリカはレバノン国民議会選挙を延期させようとする考えのはどんなものでも反対する」と述べました。レバノン訪問中のアメリカのサターフィールド中東担当国務次官補は当日、ベイルードで「アメリカはレバノン議会選挙までに、レバノン軍がすべて撤退するようシリア側に要求した」と表明しました。
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