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(GMT+08:00) 2005-03-28 13:54:53    
「農家楽」ー成都市人々の新しいレジャー

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 中国西南部にある四川省の省都、成都市は物産が豊富で、経済力も豊かな地域です。豊かな自然や経済条件に恵まれ、ここに住んでいる人々はみんなレジャーを楽しんでいます。成都市は気候が和やかで、真冬でも緑が溢れています。そんな条件のため、成都市民は仕事以外に、大自然の中でレジャーを楽しみます。それは、「農家楽」と呼ばれ、ここ数年はやってきたレジャーです。

   

 農家楽とは、郊外にある農家は田畑、住宅や庭を憩いの場所に改築して、都市に住んでいる人々がここで休養してもらう、日本的に言えば「民宿」です。大まかな統計によりますと、現在、成都市周辺に農家楽は、1万ヶ所以上あり、冬や春の季節には、休日なると毎日およそ30万か40万人の市民が農家楽を訪れます。

  

 3月、中国国際放送局の周平記者は成都市東部郊外の、「幸福梅林」という農家楽に行きました。この農家はすべての田畑に梅の木を植えています。陽春3月のいまは、ピンクの梅の花が咲き乱れて、遠くから見ると、花の啼かに住宅がある感じです。「幸福梅林」という名前は、ここから来たといわれています。

   

 市内に住んでいる人々は、家族連れで梅林の下で梅を観賞しながら、トランプをしたり、談笑したり、あるいは田畑で散歩して、太陽光を身体いっぱいに浴びます。高層マンションに住み慣れた人々は、ここ来て、田舎の新鮮な空気や穏やかな太陽光を思う存分に楽しめます。

  「幸福梅林」の景色が本当に素晴らしいので、ここでは梅の花だけでなく、美しい湖も見られます。ここでは泳いでいる魚もはっきりと見られます。また、そよ風が吹くと、細かく刻んだ波紋が向こうの岸辺まで伝わっていきます。

    

 ここで一日をくつろいでも、費用もそれほど高くありません。昼ご飯と夕食にお茶が付いて1人当たり20元、日本円にすると300円しかかかりません。

 成都市の人々は農家楽が大好きで、これは彼らの生活で欠かせない一部となっています。

 今年61歳の女性劉善芳さんは、市内の人々が農家楽に興味があることを知って、去年から、自分の住宅を中国の古典的建築式に改築して、「一本梅」という飲食店をオープンさせました。田舎の雰囲気を漂わせたこの店の料理は、都市部の人々にとって人気があります。劉善芳さんは、

 「我が家のレストランの特色は田舎料理です。代表的なものは、自家製の味噌で作った魚の煮込み、炒め物料理などです。料理の素材は、全部自分の畑で栽培した新鮮な野菜や自分が育てた鶏やダックを使っています。鶏肉料理を例に上げれば、夏になると、辛い鶏肉料理のバンバンジーなどを作り、冬になると、鶏肉の煮込み料理も作ります。我が家の田舎料理はお客さんの中でとてもいい評判となっていますよ」

 成都市は中国の他の都市に比べて、少なくとも3つの特徴があるといっています。この3つの特徴は、1つ目は農家楽が多いこと、2つ目は喫茶店が多いこと。3つ目はレジャーの場所が多いことだそうです。

 成都市の人々は生活に対して独特の考え方を持っており、仕事をする目的は生活をもっとエンジョイするためです。だから成都市の人々は、仕事には全精力を傾け、暇が出来るといろいろなレジャーを楽しんでいるようです。