キルギスのアメリカ駐在大使は24日、ワシントンで行われた記者会見で、アカエフ大統領はまだ辞職してはいないと強調した上で、「キルギスの前期議会が臨時大統領と臨時政府首相を任命することは、憲法の規定に符合していない」と非難しました。
キルギスの前期国会は24日、特別会議を開き、イシンバイ・カドゥイルベコフ議長を臨時大統領に、また、反対派の指導者であるバキエフ元首相を臨時政府の首相にそれぞれ任命し、大統領と政府首脳が選出されるまで政策を決定できる唯一の合法的機構は議会だとしています。
これに先立ち、ロシアのイタルタス通信はキルギスの反対派指導者の話を引用し、キルギスのアカエフ大統領はすでに辞任声明に調印して、大統領の座を辞退したとしています。なお、インターファックス社の報道によりますと、アカエフ氏は家族と共に飛行機でカザフスタン入りしたとのことです。
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